「ぷちデビルぱにっく」


うっかり悪魔、マルゥの封印をといてしまったこすず。
マルゥに魂を狙われ怖くて逃げ出す、
が逃げ出した先は魔物のいる洞窟。
マルゥにも追いつかれもうだめ・・・・と思ったら
マルゥが獲物を横取りされたくないと魔物と戦いだす。

逆上した魔物は岩の破片を弾丸のようにしてこすずとマルゥに攻撃する。
マルゥはこすずを覆いかぶさるようにかばったため、左手をはずしてしまう。
元は人形、くっつければすむのだがこすずをかばっていては拾いにいけない。
こすずは守ってくれることに戸惑うが「新鮮な獲物が食べたい」マルゥの発言に
油断しかけた心を再び凍らせる。
マルゥは片腕で魔物と戦うことになる、が魔物が変形を始める。

巨大な龍になった魔物が二人を狙う
・・・・マルゥがこすずを突き飛ばし自分を犠牲にする。
再び、こすずは戸惑う。

左手さえ・・・両手がそろえばマルゥの本来の力がだせ、魔界の入り口を作ることが出来る。
こすずの傍にはマルゥの左腕が転がっていた。
マルゥは龍に握りつぶされそうになりながらもこすずに願いをかける。
しかし自分の命を狙う悪魔、こすずはなかなか動こうとしない。
「死にたいのか!」
怒鳴るようにマルゥが叫ぶと悩んでいたこすずは腹を決め、腕をマルゥに投げる。

無事、魔界の入り口を開き、龍を入り口にほうり込んだ。
しかし戦いの衝撃で洞窟が崩れだす。
マルゥがこすずの手をとり、二人とも脱出する。


公園で二人、逃げ切った疲労で横になる。
マルゥがこすずへの気持ちを素直に語る。

ずっと箱のなかで暗くて、一人で寂しくて・・・
それを解放してくれたこすずに本当に感謝してる。
こすずにあえて心から嬉しかった。

こすずはマルゥを見捨てようとした自分が恥ずかしくなり、
マルゥの言葉に優しく相槌を打つ。


「もう一人はいやだ。」
「・・・うん」
「だからね」
「うん」

「こすずちゃんの魂、ちょーだい」


最後の一言にこすずが飛びのき、マルゥが笑顔でどこからともなく
出した包丁を持って追いかける。



「それとコレとは別だ!!」
「なんでーまってよぉっ」


賑やかな日々が続く。

悪魔:マルゥ

こすずの家の倉庫に封印されていた悪魔。
封印をといたこすずの魂を狙う。
魔界と人間界をつなぐ力を持つ。
性格は明るく、人懐っこい。
こすずの母は見た目のかわいさにだまされて
こすずの友達だと思い込んでいる。

人形にとりついているので頭や腕などは簡単
に取り外せる。
人間:こすず

うっかり倉庫で転んでしまい物々しい封印のされた
箱を落とす。
落とした衝撃で箱の封印がとけ、悪魔、マルゥが
解放される。
性格はやや暗め。
しかし身体能力は高く、マルゥから逃げるのに
十分な脚力を持つ。
本編ではマルゥに蹴りを食らわせ、逃走した。


そのほかの画像

ファイル用ラベル(マルゥ)
頭身が高いこすず。